イーサリアムはオワコンなの?
イーサリアムの将来性が知りたい!
こんな疑問にお答えします。
イーサリアムといえば、ビットコインに次ぐ知名度を誇る仮想通貨です。
そんなイーサリアムがオワコンになってしまった、という情報をネットでよく目にするようになりました。
そこで今回は、イーサリアムは本当にオワコンなのか?イーサリアムに将来性はないのか?ということについて調査しました。
この記事を読めば、なぜイーサリアムがオワコンと言われているのか、イーサリアムの今後の展望がわかります。
ぜひ最後までご覧ください。
イーサリアムがオワコンと言われる10の理由
仮想通貨の基礎知識が不足しているから
イーサリアムを含む仮想通貨をオワコンと考えている人の中には、実際に仮想通貨を詳しく知らない人が多くいます。
- ビットコインの価格が大きく下落したニュース
- 主要な仮想通貨取引所が倒産したニュース
- 仮想通貨に関する詐欺のニュース
こんな否定的な報道だけを見て「オワコン」だと考えてしまっている人も多いようです。
一方で、詳しい人の間からは「仮想通貨(イーサリアム)はオワコン」なんて話はほとんど聞こえてきません。
過去に暴落しているから
これもイーサリアムに限らない話ですが、仮想通貨はとてもボラティリティ(市場変動性)の高い投資対象。
確かにイーサリアムは過去に何度か大暴落をしています。
しかしその度に復活し、2024年に入ってからまた価格は上昇をしているのです。
仮想通貨で使われるブロックチェーン技術が革新的であるが故に、その期待値が膨らみ価格が急騰し、バブルが弾けて暴落するというのを繰り返しています。
「仮想通貨は暴落するもの」と気長に考えておきましょう。
また上がります。
2021年を境に高値を更新していないから
イーサリアムは2021年にバブルがはじけました。
その時の最高価格は「1ETH=54万円」です。
2024年2月まで、最高価格を更新していませんでした。
そのため「イーサリアムはオワコン」と言われることがあるようです。
しかし、その後2024年3月には過去最高値を更新し、「1ETH=58万円」にまで上昇しました。
NFTブーム、DeFiブームが冷めたから
2020年になると「Compound」というDeFiサービスが火付け役となり、イーサリアムの価格が上昇し始めました。
DeFiは分散型金融と訳されますが、簡単にいうとブロックチェーンを基盤にした金融サービスのことです。
DeFiに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
その後、2021年にはNFTブームが到来します。
「BAYC」や「CryptoPunks」などが海外で流行し、イーサリアムの価格は史上最高値「1ETH=54万円」を記録します。
しかし、そのブームも長くは続かずイーサリアムの価格は2022年6月には13万円まで下落してしまったことから「イーサリアムはオワコン」と囁かれるようになりました。
国家保証がなくて不安だから
これも仮想通貨全般に言える話です。
「仮想通貨は国の保証がないため不安」という声が多くあり、これが仮想通貨の信頼性を下げています。
しかし、日本も1932年(昭和7年)に金本位制を廃止したため、円が何かで保証されているということはないんですけどね…
金本位制とは
イーサリアムキラーが出現しているから
イーサリアムの脅威となる仮想通貨が台頭していることが挙げられます。イーサリアムのスケーラビリティ問題を解消するために登場した仮想通貨として以下が挙げられます。
- カルダノ(ADA)
- ソラナ(SOL)
- ポルカドット(DOT)
- アバランチ(AVAX)
- ポリゴン(MATIC)
処理能力、ガス代の安さ等、イーサリアムよりも高パフォーマンスな仮想通貨であり、イーサリアムの需要が低下するのではないかと言われています。
しかし、イーサリアムの時価総額を上回る通貨はまだないといった状況です。
法整備が追いついてないから
仮想通貨業界はとても進化の早い業界です。
そのため法律の整備が追いついていないのが現状。
例えば、米国証券取引委員会(SEC)では仮想通貨のステーキングに対して厳しい姿勢を示しており、SECが仮想通貨ステーキングを禁止するという事態になった場合、多くのユーザーがイーサリアムから離れる可能性があります。
こういった状況から「イーサリアムはオワコン」とささやかれることがあります。
発行上限がないから
イーサリアムはビットコインと違い、発行上限がありません。
ビットコインは2100万枚という上限が存在し、希少性を利用してその価値が保たれる仕組みになっています。
イーサリアムはそれがないので、発行されればされるほどその価値が下がることを危惧して「イーサリアムはオワコン」と言われているようです。
ですが、イーサリアムもよく考えられていて、Burn(焼却)という仕組みが採用されていて、これによってイーサリアムの供給量は制限され、その価値が保たれているんですね。
市場の変動性が高いから
仮想通貨は全体的に、ボラティリティ(市場変動性)が非常に高い傾向にあります。
1ヶ月後には半値になっているということもザラ。
これでは通貨として信頼を得ることは難しいと考える人が「イーサリアムはオワコン」と思っているようです。
確かにボラティリティが高いのはリスクですが、それは1ヶ月後には急騰する可能性もあるということですから、チャンスと捉えることもできますね。
ハッキングや詐欺が横行しているから
仮想通貨にはハッキングや詐欺の歴史が多くあります。
仮想通貨取引所でかなりの対策がされてきているからか、ハッキングによる被害は最近ではあまりきかなくなりました。
一方、詐欺はずっとあります。
特にX(旧Twitter)を利用した詐欺です。
DMがきたら絶対無視しましょう。
仮想通貨に関する代表的な詐欺は以下のものがあるので覚えておきましょう。
- ICO詐欺:独自の暗号資産を発行し、その暗号資産を購入してもらうことで得た資金を持ち逃げする
- ポンジスキーム:運用利益を配分すると見せかけて出資金を集めてお金を持ち逃げする
- フィッシング詐欺:偽サイトへ誘導しパスワードやシークレットフレーズを入手する
そもそもイーサリアムとは?
すでに知っている人も多いと思いますが、ここでイーサリアムについても触れておきます。
創設者 | ヴィタリック・ブテリン |
公開年 | 2015年 |
通貨 | ETH(イーサ) |
目的 | ビットコインのブロックチェーン技術を拡張し、 より多くの機能を持ったプラットフォームを作ること。 |
イーサリアムはヴィタリック・ブテリンを中心とする開発者グループによって2013年に提案され、2015年に公開されました。
時価総額ではビットコインに次いで2位の仮想通貨です。
イーサリアムの通貨名はETH(イーサ)で、イーサリアムという名前はプラットフォームの名前となっています。
このブログや、多くの媒体で便宜上イーサリアム=ETH(イーサ)を意味することがあります。
特徴は大きく3つです。
- スマートコントラクト
- 分散型アプリケーション
- NFTでの活用
知っている方も多いと思うので、以下で簡単に説明していきますね
特徴①スマートコントラクト
イーサリアムの最大の特徴はスマートコントラクト機能が備わっていることです。
スマートコントラクト機能とは予め決定された取引などを自動で実行する仕組みのこと。
例えば、30日間利子0.1%で10万円お金を貸す契約をしたとしたら、30日後、貸した相手から元金10万円と利子分1000円の101,000円が自動的に返ってくるような機能です。
この機能により、人の手を介すことがなくなり、不正や改ざんの心配がなく安全に取引することが可能になるのです。
特徴②分散型アプリケーション
イーサリアムはDApps(分散型アプリケーション)であるということです。
従来のアプリケーションは、一つのサーバでデータを管理する中央集権型アプリケーションでありましたが、DAppsではブロックチェーン技術によって取引データを分散して管理します。
そのため、不正や改ざんを認めず極めて安全に取引を行うことができることが特徴です。
特徴③NFTでの活用
イーサリアムの三つ目の特徴はNFT分野で注目されているということです。
NFT(Non-Fungible Token)とは『代替不可能なトークン』という意味。
デジタル環境でつくれるデータは簡単に複製することができてしまいますが、NFTの技術を利用することでそのデータに唯一無二の価値を付与することができるようになりました。
これはイーサリアムのブロックチェーン上で構築することができ、唯一無二の価値を持ったアート作品を作ることなどが可能です。
アート作品の他、ゲームや不動産分野でも注目を集めています。
イーサリアムがオワコンでない4つの理由
イーサリアムがオワコンでない理由は大きく4つ存在すると考えられます。
- 継続的なアップデート
- DeFiやNFTなどのエコシステムの存在
- スマートコントラクトの優位性
- 開発者コミュニティの存在
以下で詳細に説明していきます。
①継続的なアップデート
イーサリアムは継続的な大型アップデートを行っています。
アップデートにより機能性や利便性が向上し、課題が改善していきます。
継続したアップデートが行われているものを私たちの生活で考えてみると、iPhoneが思い付きます。
iPhoneは毎年アップデートされますよね。
これが「もう新しくなりません」とアナウンスされたら、他社のスマホはどんどん機能向上していくのにiPhoneは変わらない状態になり、利用者は徐々に減っていくのが想像できます。
継続してアップデートが行われているということは、利用者に利便性や機能性の向上を提供しているだけでなく、まだまだイーサリアムは終わらないという安心感も提供しているため、結果として価格の上昇につながっています。
②DeFiやNFTなどのエコシステムの存在
イーサリアムがオワコンな理由の箇所にもDeFiとNFTが登場しましたが、DeFiとNFTはオワコンでない理由にもなります。
DeFiやNFTはイーサリアムのブロックチェーン技術を用いて開発しているプラットフォームが多くあります。
これらは新しい概念で、まだまだこれから認知されるものですので、今後の更なる需要が見込まれており、それに伴ってイーサリアムの需要も高まっていくと考えられています。
詳しく解説している別の記事を参考にしてみてください。
③スマートコントラクトの優位性
イーサリアムの特徴でもあげたスマートコントラクトは、取引の履行を自動化できる機能です。
人手を介すことなく取引を実行できるので人件費の削減や取引の期間を短縮することでき、利用者の利便性が高いのが特徴です。
イーサリアムのスマートコントラクトはブロックチェーン技術が活用されているため、安全性が高く、改ざんや不正を防ぐことができます。
このスマートコントラクトという概念はイーサリアムが初めて実装したわけではありませんが、イーサリアムはその概念を普及させ、使いやすい形で提供した最初のブロックチェーンプラットフォームです。
その先行優位性で多くのプラットフォームでイーサリアムが採用されていることから、今後の活躍にも期待されています。
④開発コミュニティの存在
イーサリアムの開発コミュニティは、開発者だけでなく、投資家、ユーザー、研究者など多岐にわたる人々で構成されています。
このコミュニティは新しいアイデアの提案、問題解決、資金調達などで協力し合っています。
このような活動が、イーサリアムを強化し、継続的な成長を支えているんですね。
イーサリアムのアップデート予定
以下がイーサリアムのアップデート予定です。
イーサリアムが安定し、充実した機能を手に入れるまでアップデートは続くはずですので、楽しみにしていましょう。
① The Merge (マージ)
予定日 | 2023年 |
内容 | プルーフ・オブ・ワーク(PoW)から プルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行 |
効果 | ・大幅なエネルギー効率の向上(約99.95%) ・新規ETH発行量の削減 ・ネットワークのセキュリティ強化 |
② The Surge (サージ)
予定日 | 2024年 |
内容 | シャーディングと呼ばれる技術の導入 |
効果 | ・取引処理の向上 ・ネットワークの混雑解消 ・ガス代(手数料)の低減 |
③ The Scourge (スカージ)
予定日 | 2025年 |
内容 | Verkle Treesと呼ばれる技術の導入 |
効果 | ・ネットワークセキュリティ強化 ・データの保存コスト削減 |
④ The Verge (ヴァージ)
予定日 | 2026年 |
内容 | Stateless Clientsと呼ばれる技術の導入 |
効果 | ・ノードの運用に必要なストレージ容量の大幅削減 ・同期時間の短縮 ・ネットワークへの参入障壁の低減 |
⑤ The Purge (パージ)
予定日 | 2027年 |
内容 | 古いデータを削除する仕組みの導入 |
効果 | ・ストレージコストの削減 ・ネットワークの高速化パフォーマンスの向上 |
⑥ The Splurge (スプラージ)
予定日 | 2028年 |
内容 | 今までのアップグレードを統合し、イーサリアム2.0を完成させる |
効果 | ・スケーラビリティ、セキュリティ、効率性の向上 ・新たなアプリケーションの開発促進 ・開発者コミュニティの活性化 ・ユーザー体験の向上 |
イーサリアムの価格推移をAIが予測!その結果は?
今後もイーサリアムの活躍は見込まれているのは理解できましたが、実際今後どれくらいの価格になるの?と疑問を持つ方もいると思います。
私たちが今後のイーサリアムの価格を予想することは難しいので、AIに予測してもらうこよにしちゃいましょう!
①Finbold.com
Finboldは年毎に最低、平均、最高価格でまとめてくれています。
この表を見る限り、2030年には最高価格に到達しています。
まだまだアップでデート予定であることをお分かりいただけるんじゃないでしょうか。
年 | 最低価格 | 平均価格 | 最高価格 |
2024 | 3,115.88ドル | 3,233.91ドル | 3,791.56ドル |
2025 | 4,569.61ドル | 4,698.98ドル | 5,497.49ドル |
2026 | 6,639.82ドル | 6,827.78ドル | 7,890.69ドル |
2027 | 9,579.60ドル | 9,921.00ドル | 11,629.13ドル |
2028 | 13,740.16ドル | 14,137.00ドル | 16,580.82ドル |
2029 | 20,034.13ドル | 20,740.98ドル | 23,647.03ドル |
2030 | 27,668.16ドル | 28,705.21ドル | 35,102.08ドル |
②CoinPriceForecast
CoinPriceForcastは、かなり厳しい予想を出してきています。
とはいえ、2024年からは着実に価格上昇する予想がされているので、安心感は高いですね。
年 | Mid year | Year End |
2024 | 3,710ドル | 4,689ドル |
2025 | 5,173ドル | 4,403ドル |
2026 | 4,551ドル | 5,234ドル |
2027 | 5,907ドル | 6,263ドル |
2028 | 6,339ドル | 6,910ドル |
2029 | 7,475ドル | 6,922ドル |
2030 | 7,284ドル | 6,816ドル |
イーサリアムが買える仮想通貨取引所
ここまでみてきてイーサリアムに興味を持った皆様にイーサリアムが買える場所を紹介します。
イーサリアムが買える仮想通貨取引所はいくつかありますが、それぞれ取引所によって手数料や提供サービスが変わりますので、自分に合った取引所を選定して利用しましょう。
以下で紹介する仮想通貨取引所は実際に私が2年ほど使っている取引所で、安心して取引・送金が行えるのでぜひ参考にしてみてください。
①Coincheck
口座開設、口座維持費用は無料です。
日本円の入金費用が770円~、出金費用も407円ほどかかりますが、取引所の取引手数料は無料となっています。
Coincheckには、電気の支払いがビットコインでできるサービスや、NFTのマーケットプレイスがあるなど、様々なサービスを展開していますが、最大の特徴は「仮想通貨積立が自動振替でできる」ことです。
Coincheckの仮想通貨積立を利用すれば、入金から購入まで全自動で行なってくれるので、毎日なにかと忙しい人にはおすすめの仮想通貨取引所ですよ。
②bitFlyer
口座開設、口座維持費用は無料です。
日本円の入金手数料が条件によって異なりますが、無料で入金することができます。
出金手数料も条件によって安くて220円、高くて770円ほどかかります。
条件によっては手数料を安く抑えることができます。
bitFlyerは、条件によっては手数料を安く抑えることができるので、仮想通貨を送金したい場合に私はよく利用します。
仮想通貨の送金はDeFiを利用する際に活用するのですが、操作を間違えるとお金が消えることになる危険度の高い操作をすることになるので、注意して行いましょう。
③Zaif
口座開設、口座維持費用は無料ですが、本人確認ができていない場合は維持費用がかかります。
日本円の入金手数料については金額によって変動し、3万円未満の入金で495円かかります。
日本円の出金費用も金額によって変わり、3万円未満で385円かかります。
Zaifは「おてがるトレード」という自動売買のサービスを活用する目的で利用しています。
おてがるトレードは、今のビットコイン価格から1%下がったら買い、2%上がったら売るという設定を行い、あとはそれに従ってシステムが売買を繰り返してくれるというサービスです。
もちろん定期的なメンテナンスを行う必要がありますが、仕事中も寝ている間も取引が行われて資産が増えているということを実現できるのでおすすめの仮想通貨取引所です。
イーサリアムを買うべきタイミング
①ビットコインの半減期前に買う
ビットコインの半減期は価格が上昇します。
これは過去3回の半減期全てで起こっている傾向。
なので次の半減期でも価格の上昇は起こるでしょう。
ビットコインの価格上昇が起こると、他の仮想通貨も価格を上げる傾向があるのでそれを見越して半減期の前に買っておくのは間違いない手法です。
②暴落時に買う
価格上昇を見越して暴落時に購入しておくのもいいタイミングです。
ただ、いつ価格上昇が起こるのか不明確ですので、利益が発生するまでに時間がかかる場合があります。
その点はしっかりと理解した上で投資しましょうね。
ただ、利益を得たいがために底値を気にしすぎるのはやめましょう。
底値を気にし過ぎて買うタイミングを逃すということもあります。
買いたい時が買い時だと考えて、暴騰後ある程度価格が戻ったら気にせず買ってしまうのがいいでしょう。
②毎月買う
毎月コツコツと一定額積み立てるように購入する場合、いつ買っても問題ありません。
ドル・コスト平均法を利用した長期的な積み立てでリスクを少なく抑えることができるので、ボラティリティの高い仮想通貨のリスクを抑える方法として最適です。
積み立て投資であれば、取引所で一度設定することで自動で通貨を購入してくれるため自分で購入する手間が省けるのもメリットですね。
積立投資のことをもっと知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
他のブロックチェーンとの比較
イーサリアムには続々とライバルが出現しています。
以下で紹介するライバルはイーサリアムにとってが脅威となっていますが、お互いに切磋琢磨してくれることで、我々はより良いサービスを受けることができると考えれば適切な競争と言えます。
独自色のあるさまざまなブロックチェーンを楽しんでいきましょう。
ここではイーサリアムのライバルとなるブロックチェーンを5つ、簡単に紹介していきますので、ブロックチェーン選びの参考にしてくださいね。
①Solana
ソラナはイーサリアムと比べて、手数料が安く、取引スピードが早いといった特徴があります。
PoH(Proof of History)と呼ばれる独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しており、これにより1秒間に5万トランザクションを処理できるため、非常に高速に動作します。
②Cardano
カルダノはイーサリアムと比べて、環境に優しいといった特徴があり、イーサリアムが抱えている問題を解消しています。
PoS(Proof Of Stake)の一種であるOuroborosというコンセンサスアルゴリズムを採用しており、これにより大幅にエネルギー消費量を減らしています。
③Avalanche
アバランチはイーサリアムと比べて高速なトランザクション処理と手数料の安さを実現しています。
これだけ聞くとソラナの特徴とと同じと思われるかもしれませんが、アバランチの最大の特徴はイーサリアムとの互換性を高くしている点です。
これによりイーサリアム上で構築されたアプリケーションが容易にアバランチへと移行できるため、エコシステムが成長しやすくなってます。
④Polkadot
ポルカドットはポルカドットは複数のブロックチェーン(パラチェーン)が連携して動作するマルチチェーンアーキテクチャを採用しています。
これにより、異なるブロックチェーン間でのデータや価値の移転を容易にしています。
多様なブロックチェーン技術の統合と新しい形のデジタル経済の構築を目指しているのがポルカドットです。
⑤BNB Chain
BNB Chainは、非常に高速なトランザクション処理能力を持ち、手数料が低く、イーサリアムと互換性を持っているのが特徴です。
BNB ChainはBinanceという仮想通貨取引所に支援されているため、中央集権的なブロックチェーンと言えるでしょう。
PoSA(Proof Of Stake Authority)というコンセンサスアルゴリズムを採用しており、BNB(Binance Coin)をステーキングさせることで、セキュリティに貢献し、報酬を得られる仕組みになっています。
よくある質問
イーサリアムが高騰している理由は何?
2024年3月時点でイーサリアムが高騰している理由は、イーサリアムが起因する要因は低く、ビットコインのETF承認とビットコインの半減期が大きな要因であると考えられます。
2024年の1月にビットコインETFの承認がアメリカで報じられました。
これはビットコインやその他の暗号資産を基盤とした投資信託が証券取引所で取引できるようになることを意味します。
ビットコインETFが承認されたことで、投資家は直接ビットコインを購入・保持することなく、ビットコインに投資することができるようになるわけです。
このことで多くの投資家がビットコインを購入することができるようになるため、価格の上昇につながりました。
またビットコインは2024年から2025年に半減期を迎えます。
半減期は毎回価格の上昇が見られているため、それを期待する投資家の購入が集中しました。
この影響がイーサリアムだけではなく多くの仮想通貨に波及し、最高値の更新に至っています。
過去にイーサリアムが暴落した理由は?
2017年から2018年にかけてイーサリアムを基盤とするイニシャルコインオファリング(ICO)が爆発的に増加しました。
しかし、多くのICOプロジェクトは失敗したり、詐欺だったりと投資家に十分なリターンがなかったため、市場の信頼性を得られなかったためにイーサリアムは価格を大きく下落させました。
また、2020年から2021年にはDeFi・NFTブームが加熱しイーサリアムは価格を大きく上昇させました。
しかし、ブームが終わってしまうと市場から投資家は減っていき、イーサリアムの価格は下落してしまう事態になっています。
ビットコインとイーサリアムの違いは?
ビットコインとイーサリアムは世界で最も有名な仮想通貨ですが、その違いを3つの観点で説明します。
- 用途と目的
- コンセンサスアルゴリズム
- 通貨の供給
用途と目的
ビットコイン:デジタル通貨としての用途に重点が置かれており、オンラインでの支払いや、価値保存の手段として設計されています。目的は、中央銀行や金融機関に依存しない「デジタルゴールド」として機能することです。
イーサリアム:スマートコントラクトをサポートすることにより、分散型アプリケーションの開発プラットフォームとして機能することが目的であり、用途となります。
コンセンサスアルゴリズム
ビットコイン:プルーフ・オブ・ワーク(PoW)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。高い計算能力を使ったマイニングをすることで、新しいブロックをブロックチェーンに追加することができます。
イーサリアム:プルーフ・オブ・ステーク(PoS)というコンセンサスアルゴリズムを採用しています。PoSに比べエネルギー効率がよく環境にやさしい設計になっています。
通貨の供給
ビットコイン:通貨の供給は最大2100万BTCに限定されています。これにより希少性が上がり、インフレに対する保護が提供されています。
イーサリアム:通貨の供給量は制限されていません。その代わり通貨の流通量をコントロールできるBurn(バーン)という仕組みが採用されており、この仕組みにより価値の維持を実現しています。
ビットコインとイーサリアムならどっちに投資すべき?
ビットコインとイーサリアムのどちらに投資すべきかとても悩みますよね。
極論、どちらに投資しても問題ないので、資金に余裕があればどっちも買っておくのが正解です。
ですが、資金的にどちらか一方しか選べないのであれば私はビットコインを買うことをお勧めします。
理由は2点、安全性が比較的高いことと、価格上昇の読みやすさがあるからです。
ビットコインは世界で最も流通量が多い仮想通貨です。
これはつまり、世界各国の仮想通貨取引所のほとんど「どこでも取引されている」ということになります。
例えば、仮想通貨をやめたくなった場合にはすぐに売ることができることや、他国に移住することになった場合にも、現地の仮想通貨取引所で口座開設すればすぐにビットコインを送金することができます。
価格上昇の読みやすさは、ビットコインは4年に1回半減期があるからです。
過去毎回価格上昇が見られるため、今から買って半減期までビットコインを保持していることで、利益を出せる可能性が高いのです。
また世の中は仮想通貨=ビットコインと考える人が多いため、ビットコイン周りの情報はテレビニュースになりやすく、情報が得やすいのもおススメする理由です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はイーサリアムはオワコンなのか?その真偽を調査してみたという内容でした。
イーサリアムがオワコンだと思われている理由は、そもそも仮想通貨に対する知識の少なさや、一時的な価格の下落を経験した人たちが、イーサリアムの将来性を調べることもせずネット上で吹聴しているだけなのかもしれませんね。
今回の記事で、イーサリアムの将来性の高さを理解していただけたのではないでしょうか。
イーサリアムは今後もアップデートを続け、一層利便性を強化していくでしょう。
今後便利になる世の中の中心にいるのはイーサリアムかもしれません。
その時のために、今、イーサリアムを買っておくのは間違いない選択です。
あなたもイーサリアムを手に入れて、未来の生活を先取りしてみませんか?